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グリストラップ掃除の仕方を3ステップで解説|詰まりの原因・応急処置・臭い虫対策まで

グリストラップ掃除の仕方を3ステップで解説|詰まりの原因・応急処置・臭い虫対策まで

店舗の厨房周辺から漂う下水のような臭いや、シンクの排水が悪くなる現象は、日々の営業を続ける中で非常に気がかりな問題です。

こうしたトラブルの多くは、厨房排水に含まれる油脂分を分離する装置「グリストラップ」の汚れが原因となっているケースが見受けられます。

大阪エリアを中心に、数多くの飲食店や民泊施設の清掃管理を担ってきた「クリーンスマイルズ」の現場経験から言えるのは、適切な手入れを怠ると、悪臭によるクレームや排水詰まりによる営業トラブルにつながる可能性があるという点です。

この記事では、専門的な知識をお持ちでない方でも安心して取り組めるよう、清掃の具体的な手順や道具の選び方、そして法令に基づいた廃棄物の処理方法について解説します。

グリストラップ清掃に必要な道具

清掃作業をスムーズに、かつ衛生的に進めるためには、事前の準備が欠かせません。

汚れの性質やグリストラップの構造に適した道具を揃えることで、身体への負担を減らしながら、清潔な環境を取り戻すことができます。

道具選びを間違えると、作業時間が倍増するだけでなく、腰痛の原因になったり、衣服を汚してしまったりすることもあります。

必須道具リスト(四角いひしゃく・デッキブラシ・ゴム手袋・ゴミ袋)



グリストラップの清掃には、通常の清掃用具とは異なる専用の道具を用意することをお勧めします。

油汚れは粘度が高く、一般的な道具では取り扱いが難しい場面が多いためです。

・四角い形状のひしゃく(ストレーナー用)
・柄が長くコシの強いデッキブラシ
・厚手で肘までカバーできるゴム手袋
・破れにくく容量の大きい厚手ゴミ袋

グリストラップの槽は四角い形状をしていることが一般的です。そのため、丸いお玉やスコップでは四隅(コーナー部分)に溜まった汚れに届かず、取り残してしまうことがあります。

この「四隅の取り残し」こそが、清掃直後でも臭いが消えない原因の代表例です。四角いひしゃくであれば、壁面や角にフィットし、汚れを効率よく回収できます。

また、ゴム手袋は薄手のものではなく、厚手のロングタイプを選ぶと安心です。

油汚れの中には、割れた食器の破片や鋭利な骨、あるいは錆びた金属片などが混入していることがあり、薄手の手袋では怪我をするリスクがあります。

さらに、油汚れは皮膚に付着すると落ちにくく、手荒れの主因となるため、肘まで保護できる長さが必要です。

あると便利な時短グッズ(水切りネット・油吸着シート・新聞紙)



基本の道具に加えて、作業を補助するアイテムを活用することで、清掃にかかる時間や手間を軽減できる場合があります。

特に少人数で店舗を回している場合、清掃時間の短縮は重要な課題となります。

・グリストラップ専用の水切りネット
・油吸着シートまたは油脂凝固剤
・古新聞紙または不要な吸水タオル

水切りネットをバスケットに装着しておくと、細かなゴミが散乱するのを防ぎ、ゴミ捨ての作業が容易になります。

ただし、ネットの目が細かすぎるとすぐに目詰まりを起こして逆流の原因となるため、グリストラップ専用の適度な粗さのものを選んでください。

油吸着シートは、水面に浮いた薄い油膜を仕上げとして取り除く際に役立ちます。

ひしゃくですくいきれない微細な油膜は、時間の経過とともに酸化して悪臭を放ちますが、シートを使えばきれいに除去できます。

また、新聞紙は周囲に垂れてしまった油を拭き取るだけでなく、回収した汚泥の水分を吸わせる際にも重宝します。

水分を減らすことでゴミの重量が軽くなり、廃棄時の液だれ防止や運搬負担の軽減につながります。

100均やホームセンターで代用できる清掃用品の選び方



専用の道具をすぐに用意することが難しい場合は、身近なホームセンターや100円ショップで販売されている商品で代用することも可能です。

選ぶ際は、油汚れに負けない強度があるかを確認することが大切です。

・園芸用の角型スコップ
・ステンレス製のパンチングザル
・トイレ掃除用ブラシ(新品)
・塗装用のスクレーパー(ヘラ)

プラスチック製のスコップは軽量で扱いやすい反面、重い汚泥をすくう際に割れてしまうことがあります。

特に冬場は油が硬化しており、プラスチックへの負荷が高まるため、可能であれば金属製のものを選ぶと長く使用できます。

スクレーパーは、槽の壁面に固まってしまった油脂を削ぎ落とすのに非常に便利です。

壁面の汚れは高圧洗浄機がないと落ちにくいものですが、スクレーパーで物理的に削り落とすことで、手作業でもかなりのレベルまで清掃することが可能です。

適切な道具を選ぶことは、作業の安全性を高めることにもつながります。

【重要】清掃は油が固まっている「開店前」に行うべき理由



清掃を行うタイミングによって、汚れの取りやすさが大きく変わることをご存知でしょうか。

効率よく作業を進めるためには、「開店前」や「営業開始直後」の時間帯を選ぶことが望ましいです。

・油脂が低温で固形化しているため回収しやすい
・お湯を使用していないため油が溶けていない
・新たな排水が流入してこないため水位が安定している

営業終了直後や、お湯を大量に使用した後などは、排水の温度が高くなっています。

この状態では油脂が液体状に溶けており、ひしゃくですくい取ることが非常に困難です。

水と油が混ざり合った状態ですくおうとすると、水分ばかりをすくってしまい、肝心の油を除去できません。

また、液体状の油は清掃中に撹拌され、そのまま排水管(トラップ管)の奥へと流れ込みやすくなります。

これが冷えて配管内で固まると、深刻な詰まりの原因となります。

油が冷えて固まり、ブロック状になっている状態であれば、まとめてごっそりと取り除くことができるため、作業時間を大幅に短縮でき、配管への負担も最小限に抑えられます。

グリストラップ清掃の手順を3ステップで解説

グリストラップは通常、3つの槽に分かれた構造をしており、それぞれ異なる役割を持っています。

各槽の役割を理解し、順番通りに清掃を進めることで、本来の機能を維持することができます。

自己流で順序を間違えると、汚れを奥へ押し込んでしまうことになりかねません。

手順①【第1槽】バスケットの残飯除去と目詰まり洗浄



第1槽には、厨房から流れてきた排水に含まれる固形物を最初に受け止める「バスケット」が設置されています。

ここでの清掃は、大きなゴミを取り除くことが主な目的となります。

・バスケットを静かに引き上げる
・中に溜まった固形物をゴミ袋へ移す
・バスケットの網目をブラシで丁寧に洗う

バスケットの網目が詰まってしまうと、排水がスムーズに流れなくなり、水位が上昇して厨房の床にあふれ出してしまうことがあります。

また、詰まった状態で放置すると、水圧によりバスケットが変形したり、持ち手が破損したりする原因にもなります。

ブラシを使って網目の汚れをしっかりと落とし、水通りを良くしておくことが大切です。

特に網目の交差部分には汚れが蓄積しやすいため、重点的にこすってください。

ネットを使用している場合は、ネットを交換するだけで済みますが、バスケット本体にもヌメリが付着していないか確認し、定期的に本体ごと洗浄することをお勧めします。

手順②【第2槽】表面の油脂と底に沈殿した汚泥をすくい切る



第2槽は、水と油の比重差を利用して分離させる、グリストラップの心臓部とも言える場所です。

ここでは、表面に浮いた油と、底に沈んだ汚れの両方を取り除く必要があります。

最も重労働な工程ですが、ここをおろそかにすると機能不全に陥ります。

・表面に浮いた油脂(スカム)をひしゃくですくい取る ・底に沈殿した汚泥(スラッジ)を丁寧にかき出す
・仕切り板を取り外し、両面をブラシで洗浄する

表面の油を放置すると、酸化して強い臭いを発するようになります。

また、層が厚くなると、新たな排水が流入した際に分離スペースが確保できず、油がそのまま第3槽へ流出してしまいます。

一方、底の汚泥が溜まりすぎると、グリストラップの有効容量(水を溜められる量)が減少し、滞留時間が短くなります。

滞留時間が短いと、油が浮上する前に排水されてしまうため、分離機能が著しく低下します。

ひしゃくを使って、底をさらうようにして可能な限り汚れを取り除くようにしてください。

仕切り板(スライド板)の裏側も汚れが溜まりやすく、害虫の産卵場所になりやすいポイントですので、忘れずに洗浄しましょう。

手順③【第3槽】トラップ管内部の汚れをブラシで削ぎ落とす



第3槽は、油やゴミが取り除かれた後の排水を、下水道へと流す最終段階の場所です。

ここには、下水からの臭いや害虫の侵入を防ぐための「トラップ管」が設置されています。

・トラップ管のキャップ(蓋)を取り外す
・管の内側をブラシでこすり、ヌメリを落とす
・排水管の入り口周辺の汚れを除去する

トラップ管の内側には、取り切れなかった微細な油脂やバクテリアの死骸によるヌメリ(バイオフィルム)が付着しやすくなっています。

これらが蓄積すると管の内部径が狭くなり、排水の流れが悪くなる「閉塞」を引き起こします。

ブラシを使って物理的に汚れを落とし、スムーズに水が流れる状態を保つことが重要です。

仕上げに水を張り、フタを閉める(悪臭防止の必須作業)



汚れを取り除いたら、最後に必ずグリストラップを元の状態に戻す作業を行います。

この工程を忘れてしまうと、せっかく清掃しても下水の臭いが逆流してくることがあります。

・取り外したバスケットや仕切り板を元の位置に戻す
・グリストラップ内に水を規定の水位まで溜める
・フタを確実に閉め、隙間がないか確認する

水を張ることで、トラップ管の「封水(ふうすい)」という機能が働き、下水道からの臭いやガスが上がってくるのを水でブロックすることができます。

水がない状態では、下水管と厨房が筒抜けになり、悪臭が充満してしまいます。

最後にフタを閉める際は、パッキンがずれていないか、枠にゴミが挟まっていないかを確認し、臭いや虫が漏れ出ないようにしましょう。

グリストラップの水が流れない・詰まった時の原因と応急処置

シンクの水はけが悪くなったり、グリストラップから水があふれそうになったりした場合は、どこかで詰まりが発生している可能性があります。

ボコボコという異音が聞こえたり、排水に時間がかかったりするのは危険なサインです。慌てずに対処法を確認しましょう。

原因は「トラップ管の閉塞」か「排水管奥の油脂凝固」



水が流れない原因は、大きく分けて「グリストラップ内での詰まり」か「その先の排水管での詰まり」の2つが考えられます。

・トラップ管の入り口にゴミが詰まっている
・排水管の内部で油脂が冷えて固まっている
・長期間の汚れ蓄積により、配管の通り道が狭くなっている

日々の清掃が行き届いていない場合、トラップ管の入り口付近に割り箸やおしぼり、大きな野菜くずなどの異物が流れ込み、物理的に栓をしてしまっているケースが多く見られます。

一方で、グリストラップ自体はきれいであるにもかかわらず水が流れない場合は、目に見えない床下の配管奥でトラブルが起きている可能性が高く、より深刻な状況と言えます。

処置①トラップ管のキャップ(蓋)を外して水位を下げる



詰まりに気づいた際、まず試していただきたいのがトラップ管のキャップを確認することです。

多くのグリストラップには、掃除口として取り外し可能なキャップが付いています。

・ゴム手袋を着用し、汚水の中に手を入れてトラップ管のキャップを探す
・キャップを上に引き抜き、汚れが詰まっていないか確認する
・水位が急激に下がるかどうか様子を見る

キャップ部分にゴミが引っかかっていたり、油脂が固着していたりすることで、水の流れが遮断されているケースがあります。

キャップを外して洗浄するだけで、溜まっていた水が一気に流れ出すことも少なくありません。

作業後は、臭い止めのために必ずキャップを元に戻すことを忘れないでください。

処置②ワイヤーブラシ等で物理的に詰まりを崩す



キャップを外しても改善しない場合は、管の内部で汚れが詰まっていることが考えられます。

その場合は、物理的に汚れを崩す作業が必要になります。

・ワイヤー式のパイプクリーナーを管口から差し込む
・抵抗がある場所でワイヤーを回転させたり前後させたりして汚れを崩す
・少しずつ水を流し、貫通して流れるようになったか確認する

ワイヤーブラシを使用する際は、無理に力を入れると配管の継ぎ目を外してしまったり、パイプを傷つけてしまったりする恐れがあるため、慎重に操作してください。

ドリルのように回転させながら、詰まっている油脂の塊を少しずつ削り取っていくイメージで行うと良いでしょう。

処置③解消しない・逆流する場合はすぐに専門業者へ



自力での対処が難しい場合や、汚水が逆流してくるような状況であれば、専門業者へ相談することをお勧めします。

・高圧洗浄機による強力な洗浄が必要なケース
・バキュームカーでの大量吸引が必要なケース
・配管の奥深くや合流地点でトラブルが起きているケース

無理に作業を続けると、状況が悪化したり、水漏れによって階下のテナントへ損害を与えてしまったりするリスクがあります。

早めにプロの手を借りることで、被害を最小限に抑え、早期の営業再開につなげることができます。

緊急時は自己判断せず、専門家の判断を仰ぐのが最も安全です。

グリストラップで回収した汚泥・油の捨て方は?「産業廃棄物」処理の絶対ルール

グリストラップから回収した汚泥や油脂の処理については、法律で定められた厳格なルールがあります。

環境を守るため、そして店舗を守るためにも、正しい処理方法を理解しておくことが大切です。

バスケットのゴミは「事業系一般廃棄物」で処理可能



第1槽のバスケットで回収した野菜くずや残飯などの固形物は、一般的に「事業系一般廃棄物」として処理できる地域が多いです。

・水分をよく切る
・新聞紙などで包み、臭いが漏れないようにする
・自治体の指定する事業系ゴミ袋に入れ、指定の方法で排出する

ただし、水分を多く含んだ状態や、汚泥が混ざっている状態では、一般廃棄物として回収できない場合があります。

地域によって分別ルールや収集の可否が異なるため、管轄の自治体や清掃事務所の指示に従って処理してください。

油脂と汚泥は「産業廃棄物」!一般ゴミ混入は法律違反



第2槽や第3槽から回収した油脂(スカム)や汚泥(スラッジ)は、「産業廃棄物」として扱う必要があります。

これらを通常の燃えるゴミとして出したり、そのまま下水に流したりすることは法律で禁止されています。

・廃油(油水分離後の油脂分)
・汚泥(底に溜まった泥状のもの)
・清掃時に発生した廃液

これらは、専門の許可を持った産業廃棄物処理業者に収集運搬と処分を委託することが法律で定められています。

適切な処理を行わないと、不法投棄とみなされ、環境汚染の原因となるだけでなく、排出事業者である店舗側も重い罰則を科される可能性があります。

マニフェスト(管理票)の交付と保存義務を知っておく



産業廃棄物の処理を委託する際には、「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の発行と管理が必要です。

これは、廃棄物が排出から最終処分まで適切に処理されたことを追跡・確認するための書類です。

・排出事業者がマニフェストを交付する
・運搬業者、処分業者から処理終了の報告(写し)を受け取る
・マニフェストを5年間保存する

マニフェストを適切に管理することで、委託した廃棄物が不法投棄されず適正に処理されたことを証明できます。

電子マニフェストに対応している業者も増えていますが、いずれにせよ「業者任せ」にせず、自社の責任として処理完了を確認する習慣をつけることが大切です。

【警告】洗剤や乳化装置で「油を溶かして流す」のはNG



「油を洗剤で溶かして流せば掃除が楽になる」という話を聞くことがありますが、これは環境への負荷が大きく、推奨されない方法です。

・乳化剤で油を白濁させて水と一緒に流す
・攪拌装置で油を細かく粉砕して流す
・熱湯で油を溶かして流す

これらの方法は、一時的に目の前のグリストラップから油が見えなくなるだけで、油そのものが消滅したわけではありません。

乳化された油は、下水道管の中で温度が下がると再び分離・凝固し、公共の下水管を詰まらせる原因となります。

また、下水処理施設への負担増加にもつながるため、多くの自治体で使用を控えるよう指導されています。

物理的に回収し、産業廃棄物として適切に処理することが、最も確実で環境に優しい方法です。

グリストラップ掃除しても臭い・虫が湧く…よくあるトラブルと解決策

定期的に清掃しているつもりでも、臭いや虫の発生に悩まされることがあります。そのような場合は、清掃の「死角」や頻度の見直しが必要かもしれません。

腐敗臭が消えない原因は「取りきれない底のヘドロ」



表面の油を取り除いただけでは、臭いの根本的な解決にならないことがあります。

悪臭の原因の多くは、底に溜まった汚泥が時間の経過とともに腐敗し、硫化水素などのガスを発生させていることにあります。

・四隅に溜まった古い汚泥
・仕切り板の裏側や溝の汚れ
・配管接続部の隙間汚れ

特に角の部分や手が届きにくい場所には、何ヶ月も前の古い汚れが残りがちです。

これらがヘドロ化してこびりつくと、通常のブラシでは落としきれないことがあります。

定期的に底の汚れまでしっかりとかき出す、あるいは高圧洗浄で一掃することが、臭い対策の鍵となります。

コバエ(チョウバエ)が大量発生した際の駆除と発生源対策



厨房で見かけるチョウバエは、汚れやヌメリのある場所に好んで卵を産み付けます。

殺虫剤で成虫を駆除しても、発生源が残っていると数日で再び発生してしまいます。

・壁面やフタの裏側のヌメリを洗浄する
・パッキンの隙間の汚れを落とす
・幼虫の生息場所(スカムの中など)を取り除く

汚れそのものをきれいに洗い流すことが、最も効果的な害虫対策です。

特にフタの裏側やパッキンの隙間、コンクリートのひび割れなどは見落としやすい場所ですが、幼虫にとっては格好の隠れ家となります。ここを重点的に清掃してください。

清掃頻度の正解は?業態別(ラーメン・カフェ)の目安



適切な清掃頻度は、お店の業態や油の使用量、来店客数によって大きく異なります。汚れ具合を見ながら、ご自身の店舗に合ったペースを見つけることが大切です。

・油を多く使う業態(中華、ラーメン、焼肉など):毎日行うことが望ましい
・一般的な飲食店(居酒屋、定食屋など):2〜3日に1回程度
・油の使用が少ない業態(カフェ、バーなど):週1回程度

これらはあくまで目安ですので、「バスケットがいっぱいになる前」や「油膜が厚くなる前」に清掃することをお勧めします。

特に夏場は腐敗が進みやすく、臭いが発生しやすいため、冬場よりもこまめな清掃を心がけましょう。

自力清掃の限界と「プロに依頼する」賢い使い分け

店舗スタッフによる日常の清掃は非常に重要ですが、それだけでは落としきれない汚れも存在します。

すべての汚れをスタッフだけで解決しようとせず、プロの技術と組み合わせることで、より清潔な環境を維持できます。

市販の道具では「配管奥」や「石化した汚泥」は除去不可



長期間放置されて石のように硬くなってしまった油脂や、配管の奥深くにある汚れは、市販の道具では物理的に取り除くことが難しい場合があります。

・手の届かない深部の汚れ
・コンクリートのように硬く固まってしまった汚泥
・複雑な構造部分や曲がり角の汚れ

これらを無理に削り取ろうとすると、グリストラップ本体を傷つけたり、配管を破損させたりするリスクがあります。

頑固な汚れについては、専用の薬剤で軟化させたり、業務用の高圧洗浄機を用いたりするプロに任せるのが安全で確実です。

スタッフに3K作業を強要すると「離職コスト」が高くつく



グリストラップの清掃は、強烈な臭いや汚れを伴う、いわゆる「3K(きつい・汚い・危険)」作業の一つです。

この業務をスタッフに過度な負担として強いると、職場の雰囲気やモチベーションに悪影響を与えることがあります。

・清掃が精神的な負担になり、業務への意欲が下がる
・職場環境への不満が募り、退職の原因になる
・本来の接客や調理業務に集中できなくなる

スタッフが気持ちよく働ける環境を整えることは、長期的な店舗運営において非常に重要です。

清掃業務の一部、特に負担の大きい定期メンテナンスを外部に委託することで、スタッフの負担を減らし、離職率を下げるという考え方も経営判断の一つです。

【提案】日常清掃は自社で、月1回の汚泥抜きはプロへ頼む



すべてを自社で行う必要はありません。日常的な手入れはスタッフが行い、定期的な重清掃をプロに依頼するというハイブリッドな運用が効率的です。

・バスケットのゴミ捨て:毎日(自社スタッフ)
・表面の油すくい:毎日〜週数回(自社スタッフ)
・底の汚泥引き抜き・全体高圧洗浄:月1回(専門業者)

このように役割を分担することで、コストを抑えつつ、常に衛生的な環境を維持することが可能になります。

プロが入ることで、日常清掃では気づけない設備の不具合を早期発見できるというメリットもあります。

失敗しないグリストラップ清掃業者の選び方と費用相場

業者に依頼する際は、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。

料金だけで選ぶのではなく、作業内容や法令遵守の姿勢を確認して、安心して任せられる業者を見つけましょう。

産業廃棄物収集運搬業の許可を持ち、法令遵守しているか



グリストラップの汚泥を運搬するには、自治体の許可が必要です。法令を遵守している業者かどうかを確認することは、店舗を守ることにもつながります。

・産業廃棄物収集運搬業の許可証を持っているか確認する
・マニフェストの発行が可能か、適切に運用されているか聞く
・汚泥の最終処分先が明確か確認する

正規の手続きを経て処理を行っている業者であれば、安心して依頼することができます。

無許可業者への委託はリスクが高いため、必ず許可証の有無を確認してください。

バキューム引き抜きだけでなく「高圧洗浄」も対応可能か



汚泥をバキュームカーで吸い取るだけの作業では、壁面のこびりつきや配管内の汚れは落ちません。洗浄もセットで行ってくれるかどうかも重要なポイントです。

・高圧洗浄機での清掃プランに対応しているか
・排水管(トラップ管以降)の洗浄も相談できるか
・作業後の写真付き報告があるか

洗浄までしっかり行ってくれる業者であれば、汚れの再付着を遅らせ、長期的に良好な状態を保つことができます。

追加料金なしの明朗会計か(費用の目安と見積もりの見方)



料金体系が明確かどうかも確認しておきたいポイントです。後から想定外の費用がかからないよう、事前に詳細な見積もりを取ることをお勧めします。

・作業内容と料金の内訳(清掃費、処分費、出張費など)が明確か
・追加料金が発生する条件(夜間作業、汚れの程度など)は何か
・定期契約による割引プランがあるか

不明な点があれば、契約前に質問して解消しておきましょう。丁寧に対応してくれる業者は、実際の作業も丁寧であることが多いです。

グリストラップ清掃に関するよくある質問(FAQ)

最後に、グリストラップの管理や業者への依頼について、よく寄せられる質問にお答えします。

バクテリアやバイオ製剤を入れるだけで掃除は不要になりますか?



市販されているバクテリア製剤などは、油脂の分解を助け、悪臭を軽減する効果が期待できますが、清掃が完全に不要になるわけではありません。

・物理的なゴミ(野菜くずやビニール片)は分解されない
・分解能力を超える量の油が流入する場合がある
・定期的な物理清掃と併用することが推奨される

あくまで補助的なアイテムとして活用し、基本の清掃は継続して行うことが大切です。

グリストラップのフタが錆びて破損している場合は修理できますか?



鉄製のフタは湿気により錆びて腐食することがありますが、交換や修理が可能です。

破損したフタは、スタッフ様が踏み抜いて大怪我をする事故の原因となります。

・ステンレス製への交換を検討する
・既存の枠に合わせた特注サイズでの製作が可能か相談する
・安全のために早めに対応する

腐食が見られたら、事故が起きる前に早めに専門業者へ相談することをお勧めします。

作業当日の立ち会いは必須ですか?



基本的には作業開始時の解錠と、終了時の確認をお願いしておりますが、事前の取り決めにより立ち会いなしでの作業も可能です。

土日祝日や深夜・早朝の作業は可能ですか?また割増料金はかかりますか?



店舗様の営業時間に影響しないよう、閉店後の深夜や開店前の早朝、定休日の作業にも対応しています。

夜間・早朝作業については、業者によって割増料金が設定されている場合があります。

クリーンスマイルズでは、事前のお見積もり時に作業時間帯による料金変動がある場合は明確にお伝えしておりますので、ご予算に合わせて最適なスケジュールをご提案します。

清掃をサボるとバレますか?(行政指導のリスク)



適切な管理が行われていない場合、行政機関による指導の対象となることがあります。
・下水道局による水質検査や抜き打ち調査で発覚する
・近隣からの悪臭クレームにより調査が入る
・下水本管の詰まりから発生源として特定される

店舗の責任として、また地域環境を守るためにも、適切な管理を心がけましょう。

まとめ

グリストラップの清掃は、店舗運営において避けては通れない大切な業務です。日々の積み重ねが、快適な厨房環境とお客様への安心につながります。

・適切な道具を使い、タイミングを見計らって清掃する
・日常の清掃とプロによる定期メンテナンスを組み合わせる
・法令に基づき、廃棄物を適切に処理する

これらを徹底することで、悪臭や詰まりによる営業停止リスクを回避し、スタッフが働きやすく、お客様に快適に過ごしていただける環境を作ることができます。

大阪民泊清掃代行クリーンスマイルズでは、皆様の店舗が清潔で快適な空間であり続けられるよう、衛生管理のお手伝いをさせていただいております。

清掃に関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。