9月に入り、少しずつ秋らしさを感じるようになっても、民泊の室内では「なんとなくカビ臭い」「部屋に入った瞬間、湿ったニオイがする」と感じることがあります。
夏が終わりに近づくと、湿気対策も必要なくなったように思いがちです。
しかし9月は、まだ気温が高い日があるうえ、雨の日が続いたり、エアコンの使用時間が減って室内の空気が動きにくくなったりします。
そのため、夏のあいだに溜まった湿気や汚れが残り、カビ臭さとして気づくことがあります。
特に民泊は、一般住宅とは異なり、宿泊者の入れ替わりが多く、浴室や寝具、水回りなどが短期間に繰り返し使われます。
客室全体を掃除しているのにニオイが取れない場合は、目に見える場所だけではなく、湿気が溜まりやすい場所を確認してみましょう。
今回は、9月の民泊で特にチェックしておきたい5つの場所を紹介します。
最初に確認したいのが、浴室と脱衣所です。
民泊では宿泊人数が多いほど、短時間に何度もシャワーや入浴が行われます。
そのため、浴室内には大量の水蒸気が発生し、壁や天井、ドア周辺などに湿気が残りやすくなります。
特に確認したいのは、
・浴室の天井
・壁の目地
・ドアのパッキン
・排水口周辺
・浴室乾燥機や換気扇周辺
・脱衣所の壁際や床
などです。
浴槽や床をきれいにしていても、壁の隅や天井付近に汚れが残っていると、浴室全体からカビ臭さを感じることがあります。
また、換気扇のフィルターにホコリが溜まっていると、十分に換気できていないこともあります。
浴室清掃では目に見える水垢や髪の毛だけでなく、換気がきちんとできているかまで確認しておくことが大切です。
意外と見落としやすいのが、洗面台やキッチン下の収納です。
扉を閉めた状態では気づきにくいものの、配管が通っている収納スペースは湿気がこもりやすい場所です。
特に、
・排水管周辺
・収納の奥
・棚板の裏側
・壁との境目
などは確認しておきたいポイントです。
水滴が少し漏れていたり、濡れた清掃用品をそのまま収納していたりすると、収納内部の湿度が高くなります。
また、洗剤やスポンジ、ゴミ袋などを多く収納していると空気が通りにくくなり、ニオイがこもることもあります。
客室全体がカビ臭いと感じたとき、原因が収納内部だったというケースも珍しくありません。
定期的に扉を開けて空気を入れ替え、収納の奥まで確認しておきましょう。
9月のカビ臭さで注意したいのがエアコンです。
夏のあいだ長時間稼働したエアコンは、内部に湿気やホコリが溜まっている可能性があります。
9月になり冷房の使用時間が短くなると、それまで気づかなかったニオイを感じることもあります。
清掃時には、
・フィルターのホコリ
・吹き出し口の黒い汚れ
・運転開始時のニオイ
・エアコン周辺の壁
などを確認してみましょう。
エアコンをつけた直後だけカビ臭さを感じる場合は、室内ではなくエアコン周辺に原因がある可能性も考えられます。
ただし、エアコン内部の分解洗浄は通常の民泊清掃とは異なる専門的な作業です。
外から確認できる範囲で異常や汚れが見つかった場合は、必要に応じて専門業者への清掃依頼を検討した方がよいでしょう。
水回りほど目立ちませんが、寝具周辺も湿気が溜まりやすい場所です。
人は寝ているあいだにも汗をかきます。
特に夏から残暑が続く9月は、就寝中の汗や湿気がマットレスや寝具に残りやすくなります。
チェックしておきたいのは、
・マットレスの裏側
・ベッドと壁の間
・ベッド下
・枕や布団
・シーツの下
などです。
シーツを交換しているだけでは、マットレス自体の状態までは分かりません。
ベッドを壁に密着させている場合は、壁とのすき間に湿気がこもっていないかも確認しておきましょう。
また、予備の布団や毛布を収納しているクローゼットも注意が必要です。
長期間使っていない寝具ほど湿気やニオイがこもりやすいため、秋冬用寝具を使い始める前に一度状態を確認しておくと安心です。
最後に確認したいのが、窓周辺です。
雨の日が続いたり、室内と屋外の温度差が大きくなったりすると、窓周辺に湿気が集まりやすくなります。
特に、
・窓のサッシ
・ゴムパッキン
・カーテンの裏
・窓際の壁
・家具と外壁のすき間
などは見落としやすい場所です。
カーテンを閉めた状態では分かりにくくても、裏側に湿気がこもっていることがあります。
また、家具を壁にぴったりつけて配置している場合、その裏側は空気が動きにくくなります。
窓周辺や壁際からカビ臭さを感じる場合は、表面だけでなく家具の裏側まで確認してみましょう。
サッシのホコリや水分を取り除き、定期的に換気するだけでも湿気が溜まりにくくなります。
民泊のカビ臭対策では、汚れている場所を掃除するだけでは十分でないことがあります。
大切なのは、湿気を室内に残さないことです。
チェックアウト後の清掃では、
・浴室や洗面所の換気扇を確認する
・窓を開けられる物件では空気を入れ替える
・濡れた場所をそのままにしない
・寝具やマットレス周辺を確認する
・エアコンの状態を定期的に確認する
といった作業も意識しておきましょう。
特に宿泊予約が連続している場合、客室を空けておける時間が短くなるため、湿気が抜ける前に次の宿泊者を迎えることもあります。
清掃が終わった時点ではニオイが気にならなくても、部屋を閉め切ったあとに再びカビ臭さを感じる場合もあります。
そのため、清掃直後だけでなく、室内を閉め切った状態でニオイが残っていないか確認することも有効です。
9月の民泊でカビ臭さが気になる場合、原因は一カ所とは限りません。
浴室や洗面台、エアコン、寝具、窓周辺など、湿気が溜まりやすい場所が複数重なっていることもあります。
夏の繁忙期を終えたあとは、
・浴室
・収納内部
・エアコン周辺
・寝具
・窓や壁際
を一度まとめて確認しておくと、秋以降も客室を清潔に保ちやすくなります。
特に通常のチェックアウト清掃だけでは確認しにくい場所は、定期的な重点清掃として清掃項目に組み込んでおくのがおすすめです。
民泊では、見た目のきれいさだけでなく、部屋に入った瞬間のニオイも宿泊者の印象を左右します。
「掃除はしているのに、なぜかカビ臭い」と感じる場合は、表面だけを掃除するのではなく、湿気がどこに残っているのかを一度見直してみましょう。
宿泊予約が続き、細かな場所まで確認する時間を確保しにくい場合は、民泊清掃代行を活用する方法もあります。
日常的なチェックアウト清掃と定期的な重点清掃を組み合わせながら、秋の宿泊シーズンに向けて快適な客室環境を整えていきましょう。
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